Karin Nakamura

A person who conveys a message

平面写真に迫る、、!

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今回は私が写真を撮っていて、いまだに答えが出ない課題について綴っていこうと思います。

落ちのない話しになってしまいますが、興味があって読んで下さる方は、ぜひ一緒に考えてみてください^_^

 

もしかしたら、次の記事に続いてしまうかもしれませんが、なるべく一つに収まるように頑張ります!

 

 

 

 

まずタイトル名の『平面写真に迫る、、!』ということから説明させてください。

 

↓の2枚の写真を見て下さい。

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どうでしょう。どういう違いがあるように見えますか?

 

 

1枚目の椅子の写真は写っている物が立体的に見える写真です。

 

2枚目の壁のような写真は正面から撮りました。被写体からある程度距離が離れていたので望遠にし真ん中にピントを合わせました。

 

1枚目の方は、写真ならではの立体的な写り方をしています。

2枚目はカメラを使用したにもかかわらず、平面的で形や動きを捉えておらず、この被写体の存在感だけがわかるような写真になっています。

 

しかし、ここで気づいてほしいところは、平面的な写真ではありますが、どこで撮ったものなのかという疑問が出てくるところです。その疑問はある意味、身近には感じられないからこそ疑問として出てくるのだと思います。

私はどことなく不思議な空気感を醸し出しているように見えます。

 

 

次に、写真とは関係ないのですが、今年の一月ぐらいに放送された番組がありました。そこで面白い事を云っていました。

その番組で放送されていた内容は、“浮世絵と西洋の画の違い”についてです。

私が印象に残ったのは、浮世絵は描く線がはっきりしている。陰影がないので平面的な画になる。

西洋の画は、人や物の線をはっきり描かず、陰影を使って立体的に見えるような描き方している。

 

↓に浮世絵と西洋の画の例を挙げてみるとf:id:knblanchett:20180427221352j:plain

三世大谷鬼次の奴江戸兵衛(さんせいおおたにおにじのやっこえどべえ)

 

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真珠の耳飾りの少女

 

 

この放送を見たときに、写真でも浮世絵のような表現ができないだろうかと考えました!

 

そして幾度か浮世絵のような写真を試みたのですが、いまだに成功していないです。

 

なぜ写真だと浮世絵の表現が難しいかというと、被写体が立体的だった場合、平面的な撮り方をすると実際に見えている物と写真に写っている物が違く見えます。

例えば、ボールを平面的に撮ると、球体というより円の形をした平ぺったい紙に見えてしまうということです。ボールの立体的な部分や動きがわからなくなってしまうため、他者にボールの魅力が伝わらないのです。

 

 

一番最初に紹介した壁のような写真は、平面的な写真でありながらも被写体の良さを引き出しているように感じます。

どこで撮ったものなのかという疑問や不思議な空気感を醸し出していると感じさせるのは、撮る側がどのように被写体を捉えているかが重要なのかもしれません。

 

 

ブログの始めにタイトル名の『平面写真に迫る、、!』について、落ちのない話しになってしまうと書きましたが、本当にそうなってしまいました。

ここまで書けば、自分の中で答えが出るかと思っていたのですが、わからなかったですね、、

 

 

あくまでこの記事で書いたことは、私個人の考えを述べさせて頂いただけなので、一つの考え方として受け止めて頂ければ幸いです。

 

この記事を読んで下さる方にとって、写真の面白さや深さが伝わって下されば嬉しいです☆

 

 

 

次回は、藤の花を見に行った様子とその他もろもろについて綴っていこうと思います。

 

 

 

 

それではまた。

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