今日のお話しは『被写体と空の関係性とは?』というテーマで書いてみようと思います。
まずは↓の写真をご覧ください。
この建物は山手西洋館に行った時に撮りました。
この時は建物の窓の部分が良いなと思い、逆光のため補正をかけ、自分が見ている建物の表面の色に戻し撮りました。
今回は建物にピントを合わせ補正もかけたため、空は実際の色とは少し違う感じになりました。しかし、この空が何とも言えない不思議な光を作り出している気がします。
次の写真はこちらです↓
この写真は前回記事で書かせて頂いたラジオメータ―です。
背景には空を利用しました。なぜかというと、室内ではうまく撮れなかったからです。それ以外にもガラスと空が一体になるようにしたかったからです。
順光で撮ったような写真になったため、先程紹介した写真よりも空がペタっとしています。
この2枚から言えることは、ひとつは逆光か、順光でも空の様子や被写体の様子が違います。二つ目は、どんな風に被写体を撮ったか、あるいはどんな意図で撮ったかによって、空の空間や光の受け取り方が違ってくること。三つ目は空という形をもたないものが被写体の意思や美しい部分を引き立たせてくれることです。
被写体と空はお互いの良さを引き出し合っているかのようです。
普段は同じ撮り方はあまりしないように意識しているのですが、たまたまこの2枚は同じ撮り方になってしまいました。しかしその時の自然の条件の違いが、別々の表現を持った写真を生み出すという事に気づかせてくれました。
私は空が好きなので、これをきっかけに空とまた違う被写体で写真を撮ってみようと思います!
それではまた。
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