Karin Nakamura

A person who conveys a message

浦賀ドックー5 photosー

ーKARIN galleryー

浦賀ドックー5 photosー

〈artist name〉 Karin Nakamura

〈creation time〉 November 23, 2017 to November 6, 2021

 

 

 

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〈artist statement〉

私は2017年に浦賀ドックを初めて撮影し、2019年から本格的に浦賀ドックを記録として撮り始めました。最初はなんとなく浦賀の町の象徴として、建っている浦賀ドックを淡々と撮り始めましたが、撮り始めるといつのまにか浦賀ドックの魅力にはまっている自分がいました。

青い空の日に撮影するドックはとても生き生きして見えます。また造船所として動き出したらとても面白いだろうなと考えたこともありました。しかし時代とともにドックはまた違うモノになろうとしています。

私はあの青い空とともに建っている浦賀ドックをまた思い出せるように、記録として写真に収めるのです。そして浦賀ドックの魅力を写真を通して他者にも伝えていくことが、私に唯一できることだと思っています。

 

 

 

〈photo commentary〉

1枚目は、西にあるドックを遠くから撮りました。

遠くから見えるドックの屋根は、浦賀の町の象徴にもみえます。撮影してから3年半が経ちますが、この屋根をみるととても懐かしい気持ちになります。

 

2枚目は、浦賀ドックの中を撮影した写真です。長い年月を感じさせる場所で、とても現実味がありました。コンクリートには所々乾ききっていない水が張っており、それが妙に自分の目にはキレイに見えるのです。私は水面が今と昔を繋げているようなイメージを感じさせるのだと思いました。

 

3枚目は、ドックの建物を解体している現場です。自分が中学生ぐらいに、ドックの場所を何に使いたいか、学校で考える時間がありました。当時は考えたところで、ドックはなくならないだろうと思いましたが、数十年後に、本当に解体され始めたので、私は自分の記憶の中の浦賀ドックを忘れないように、解体されていく建物を写真に収めました。

 

4枚目は、レンガの向こうに4体の黄色いクレーンと鉄骨の塔が並んでおり、その様子がとても面白く写真に収めました。後でその写真を見返してみると、左下に薔薇が咲いていたのです。この薔薇は、浦賀の町にドックの建物が存在し続けてきたことを、薔薇というメッセージで教えてくれているように感じます。

 

5枚目は、ドックの横を通っていた際に、建物の色と空の色合いがとても良く撮影しました。普段は遠目から撮影することが多いので、今回はドックの一部分を記録として写真に収めました。ほとんどの建物が解体されてしまった中、ここはまだ残っている建物の内の一つで、とても貴重なのです。

 

 

 

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